今年度応募して採用された「魅力づくり応援事業」のプログラムに含まれた「指導員派遣」として、兵庫県立大学 名誉教授 服部 保先生にお越しいただきました。
登山口から第一休憩所まで歩きながら、ハイキングコース両脇に自生する草木を指して、名前とその里山での有用性に関して詳しく教えていただきました。服部先生から見た雨森山は「シカの食害による林床衰退(下草の消失)が顕著で、放置すると大雨で土砂が流されやすい」とのことでした。
20年前、シカの食害が問題にならなかったときに策定した兵庫方式の里山整備(落葉広葉樹を残し、常緑樹を間伐する)から林床衰退を防ぎ大規模な災害発生を阻止する里山整備に重点を移すべきとのことでした。
そのためには、雨森山に自生するシカが食べない草類(ジュウモンジシダ、スゲ類)や常緑樹(アセビ、ガンピなど)は積極的に増やすことが重要。
ジュウモンジシダ |
数多くの貴重なご意見を参考に雨森山、杤原の里山整備を進めていきたいと思います。
なお、作業は第2広場周辺の鹿よけネット巻き付けでした。
動画
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